2025/02/17
美容室の内装をおしゃれにするには?費用を抑えるポイントや施工事例まで紹介

美容室の内装は、集客やリピートを見込むためにも、できる限りおしゃれにすることが大切です。
しかし、どうすればおしゃれになるかわからず、困っている方も多いでしょう。
ここでは、美容室の内装をおしゃれにするためのポイントや、内装の例、内装工事の費用を抑える方法、施工事例などについて、詳しくご紹介します。
目次
美容室の内装をおしゃれにするためのポイント6つ
おしゃれな美容室の内装を作るためには、ポイントを押さえて考えていくと良いでしょう。
ここでは、主なポイントを6つご紹介します。
具体的な「ターゲット」を設定する
まずは、「この美容室に来るお客様はどのような人か」「どのようなお客様に来て欲しいか」という、具体的なターゲットを設定することが大切です。
それにより、ターゲットのお客様にとって、魅力的でおしゃれな空間に仕上げることができます。
万人受けの内装に比べ、特定の層に響きやすくなるため、集客やリピートなどの効果を高めることにつながります。
年齢や性別、どのような会社に勤務しており趣味が何かなど、ターゲットを細かく作り込み、想定することで、よりターゲットに刺さる内装を作る手掛かりになるはずです。
明確な「コンセプト」を定める
ターゲットと同時に、美容室のコンセプトについても設定する必要があります。
コンセプトとは、美容室の全体的な方向性のことです。
設定したターゲットに対して、「どのような価値を提供できるか?」「どのように提供するのか?」ということを明確にしましょう。
それにより、競合の美容室と差別化したり、経営方針についても固めたりすることができます。
例えば、働き盛りの30代女性向けの美容室を作るとします。
その際、「手早く髪を整えられ時短になる」ことをコンセプトにするのと、「忙しい毎日だからこそ癒しの空間で髪を整えられる」ことをコンセプトにするのとでは、求められる空間デザインはもちろん、回転率や値段設定も変わることがわかります。
「統一感」のある空間づくりをおこなう
定まったターゲットとコンセプトを踏まえて、できる限り統一感を持たせた空間をデザインしましょう。
空間に統一感を出さなければならないのは、違和感が、訪れたお客様の満足度を下げることにつながるためです。
「高級感のある美容室に来たつもりが、椅子やスタッフのユニフォームが安っぽい…」、「リラックスできる空間かと思ったら、半個室のスペースは狭いし、回転率を気にしているような接客だと感じた…」など、期待していたものに応えられないと印象はマイナスになってしまいます。
ターゲットとコンセプトに合うよう、美容室の空間全体で、統一感をできる限り演出する必要があるのです。
「映え」を心掛ける
美容室のおしゃれさを高める近年の施策として、「映え」も心掛けてみましょう。
映えとは、いわゆるSNS映えのことで、その美容室の特徴ともいえる撮影スポットを意図的に作ることを指します。
ぱっと見でおしゃれだとわかり、期待が高まると共に、他の美容室との差別化が図れます。
例えば、美容室のロゴにネオン管を使って目立たせたり、内装のカラーやインテリア雑貨で独特の世界観を表現したりするなどです。
また、SNSを利用しているお客様が撮影してくれることで集客につながり、バズれば注目を浴びることも期待できます。
「快適さ」や「居心地良さ」を考慮する
美容室の内装でおしゃれさを感じさせたいなら、快適さや居心地の良さなどにも意識を割くことが大切です。
快適で居心地の良い空間は、「もう一度来たい」という気持ちを抱かせるため、リピートにつながる要素といえます。
例えば、移動しやすい動線や、丁度良い明るさや広さ、長時間座っていてストレスがない椅子など、配置や明るさ、道具などにこだわってみましょう。
それにより、快適で居心地の良いというだけでなく、センスの良さも感じてもらえるはずです。
また、シャンプー台に何を採用するか、照明は細かな調節が可能か、ミラーに青や緑が少ない高透過ミラーを使っているかなども、見られるポイントです。
ヘッドスパ用の機器やドライマシンなどの機器を置くのなら、美容師が使い慣れていて手際よく操作できるかということも選ぶ際に確認してみてください。
保健所の「規定」を守った内装にする
当然ながら、保健所の規定を守ることも考えなければなりません。
美容室は保健所の立ち入り検査があり、検査を通らなければ、どれだけおしゃれな内装に仕上げても開業そのものができないためです。
検査基準には、消毒設備や換気設備、床の素材や作業面積など、さまざまな項目があり、全てクリアする必要があります。
「おしゃれな内装にするために独自の工夫をしたい」という要望がある方や、そもそも基準がわからないという方は、保健所に相談するか、美容室を手掛けてきた実績のある内装業者に依頼するなど対策が必要になります。
参考:名古屋市「美容所開設のしおり」
おしゃれな美容室の内装例
では、具体的におしゃれな美容室とはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、内装のデザイン例について確認していきます。
親しみやすいシンプルデザイン
シンプルデザインは、性別を問わず、幅広く受け入れられやすいのが特徴です。
清潔感と洗練された雰囲気を持った空間になり、物が少ないことから、スペースが広くない美容室でも作りやすいというメリットがあります。
また、デザインにこだわってオーダーメイド家具を注文したり、高いインテリア雑貨を揃えたりしなくて済むため、予算を抑えたい美容室に向いています。
中性的でモダンな印象ですが、色味を抑え、コンクリートのような無機質な素材を活かせば、クールな印象になり男性向けにすることが可能です。
逆に、ナチュラルな素材を活かし、色味を増やせば温かみが出て、女性にも親しみやすい印象になります。
このようにプラスアルファの工夫や変更がしやすいことも、シンプルデザインのメリットといえるでしょう。
子供が好みやすいポップデザイン
ポップデザインは、子供が好みやすいため、子供とその親をメインターゲットとするのであれば検討したいデザインです。
ポップデザインは、赤や青、黄、緑など、原色をさまざまに用いたカラーリングが基本で、賑やかさとワクワク感を演出してくれるのが特徴です。
待合スペースには絵本やテレビなど、子供が退屈しないような仕組みを作ったり、子供が座りやすい椅子を揃えたりと工夫が必要になります。
幅広い年齢層に好まれるナチュラルデザイン
ナチュラルデザインとは、木材の温かみや植物の緑を活かしたデザインのことです。
癒しの空間やリラックス空間などを演出できることから、幅広い年齢層に好まれます。
スギやヒノキなど、白みが強い木材を使えば、美容室は明るく清潔感のある印象になります。
さらに、白や淡い色合いを内装に取り入れることで、若い女性や子供が入りやすい柔らかな雰囲気に仕上げられるでしょう。
逆に、黒檀やローズウッドなど、黒や茶色の濃い木材は、高級感やモダンな印象を作れるため、高い年齢層にターゲットを絞ることができます。
無機質感のあるインダストリアルデザイン
インダストリアルデザインは、「工業的なデザイン」を意味し、無機質感、むき出し感を活かしたデザインのことです。
石膏ボードやレンガ、コンクリート素材など無機質感のある素材を用いたり、スケルトン物件ならではのむき出しのコンクリートを活かして無骨に見せたりします。
クールな印象や機能美、ダイナミックさなどを感じさせるため、男性に向いたデザインといえるでしょう。
セット椅子も、金属部分が見えるものや、シンプルで無機質なものを選ぶことが珍しくありません。
しかし、無機質すぎる印象になる場合は、バランスを取ってナチュラル素材を使ったセット椅子やインテリア雑貨で親しみや温かみを演出することもあります。
味わい深いアンティーク調・ヴィンテージ調デザイン
アンティーク調やヴィンテージ調のデザインは、おしゃれで高い人気を誇ります。
アンティークとは、100年以上前に作られており、芸術品のような価値あるものを指すことが多いです。
中世ヨーロッパのお屋敷を思わせる高級感を演出したいのであれば、アンティーク調がおすすめです。
一方で、ヴィンテージとは、作成から100年は経っておらず、芸術品ほどの価値はないものを指します。
ヴィンテージ調にすると、ノスタルジックな気分に浸れる内装になり、アンティーク調よりもカジュアルで入りやすい雰囲気に仕上がります。
高級感と優雅さ漂うラグジュアリーデザイン
設定したターゲットによっては、ラグジュアリーさが感じられるデザインもおすすめです。
ラグジュアリーさは、シャンデリアのような照明器具や、間接照明などで演出できます。
他にも、豪華なソファを用いたり、絵画やオブジェを飾ったり、オーダーメイドの受付カウンターを用意したり、上質な素材を活かしたりすることで、ラグジュアリーさを演出することが可能です。
色は高級感が感じられる黒や、濃い茶色などの他、金や白などが候補になります。
高級ホテルのような、豪華で優雅さが漂う内装デザインは、非日常を感じられ、特別な時間を提供できます。
内装に見合ったサービスが提供できれば、高価格帯でもお客様が納得しやすいでしょう。
映えを優先したテーマパーク的デザイン
SNS映えを優先するなら、テーマパークのようなデザインも選択肢です。
物語の世界、お城や昭和の居酒屋など、テーマはさまざまです。
例えば、ピンクや紫、水色などを内装全体に取り入れれば、ファンシーな雰囲気にできます。
また、オーダーメイド家具や独特なインテリア雑貨を設置するだけでも、独特な世界観を表現することができるでしょう。
テーマパークを思わせる内装にすれば、お客様に非日常感のある特別な体験を提供でき、SNSで共有されれば話題になることも期待できます。
また、ターゲットのお客様は、テーマパーク的なデザインを好むため、凝ったものを作るほど、お客様の満足度を高めやすいというメリットもあります。
ただし、内装の難易度が高く、費用的にも高く付きやすい傾向にあり、その点に注意が必要です。
居心地が良いカジュア・コンテンポラリーデザイン
居心地の良さを提供したいのであれば、カジュアルさのあるコンテンポラリーデザインも選択肢といえます。
コンテンポラリーとは、「現代的な」、「今風な」という意味を持つ言葉で、インテリア用語として知られます。
現代人に合った内装デザインであること、今流行しているものを積極的に取り入れることの2つが主なテーマです。
全体的に見ると馴染みのあるデザインで親しみが持てる、リラックスできる雰囲気になります。
しかし、細部に注目すると、現在流行しているアートやオブジェが飾られている、流行のデザインが用いられているなど、おしゃれさも感じられるのが大きな特徴です。
流行に敏感で、インテリア雑貨やアートを買い替える余裕がある美容室に向いています。
中近東・アジア風のオリエンタルデザイン
オリエンタル風なデザインにしても、競合する店舗との差別化が図れます。
オリエンタルは「東洋風」を意味し、具体的な定義はないものの、ヨーロッパから東側にある中近東やアジアなど、広い範囲が該当します。
その国の伝統的な模様やカラー、布やインテリア雑貨などを取り入れることで、雰囲気がガラッと変わり、他の美容室との差別化になります。
オリエンタル風は、異国情緒と共に親しみが感じられるのがメリットです。
日本と文化が近い韓国や中国であればより親しみやすく、タイやインドネシアなどは、より異国の雰囲気が強まります。
ヨーロッパ風のクラシックスタイル
センスの良さや美しさ、高級感と懐古的なイメージを持たせたいのであればクラシックスタイル(クラシカルスタイル)がおすすめです。
クラシックスタイルは、イギリスやイタリア、フランスなどの古典的なデザインのことを指します。
12〜15世紀に流行したゴシック様式、17~18世紀に流行したバロック様式、18世紀初頭に流行したロココ様式などを、インテリア雑貨や色調を用いて再現します。
歴史を感じさせ、豪華さと高級感、美しさなどを美容室内に持たせることが可能です。
あくまでも中世〜近世ヨーロッパの宮廷式装飾様式に限定しているという点で、アンティーク調やヴィンテージ調とは、違いがあります。
北アフリカや中東のモロッカンスタイル
異国情緒を強く感じられるデザインには、モロッカンスタイルがあります。
モロッカンスタイルは「モロッコ風」を意味する言葉で、モロッコはアフリカ大陸の北にある国のことです。
ただし、アフガニスタンやイランなど、広く中東的なデザインを指すこともあります。
モロッコは、イスラム文化やアラブ文化、植民地時代のヨーロッパ文化などが複雑に混ざっており、その境目が曖昧なためです。
モロッカンスタイルは、モロッコで使われている幾何学模様「ゼリージュ」から生まれたモロッカン柄、中東風な手織りのラグ、彩度の高いカラフルな色使いで形作っていきます。
近年、日本に受け入れられ始めており、神秘的な雰囲気を感じさせることから人気を集めています。
おしゃれな美容室が気を使うべきものとは
美容室内にはさまざまなものを設置します。
その中でも、おしゃれな美容室にするために、気を使うべきものを見ていきます。
セット椅子(スタイリングチェア)
カットやスタイリング、カラーなどの際にお客様が座るのがセット椅子です。
お客様が長時間座ることになるため、座り心地の良さはもちろん、足置きや肘置きがあり疲れにくいかといったことも重視した方が良いでしょう。
また、セット椅子は大きいため、色調や素材感など、デザインが美容室の雰囲気にダイレクトに影響を与えます。
高さや背もたれの角度を、美容師が手動で調節するのか、電動で調節するのかといった機能面も見ておきたい部分です。
シャンプー台
お客様の髪を洗髪する際に使用するのがシャンプー台です。
美容師が後ろに立って洗髪するバックシャンプー、横に立って洗髪するサイドシャンプー、お客様に負担をかけにくいフルフラットタイプなどに分かれています。
それぞれに、水圧や洗いやすさが違ったり、お客様の腰や首への負担が違ったりと、メリットやデメリットがあります。
ヘッドスパをおこなうような美容室では、お客様がリラックスしやすいバックシャンプーやフルフラットタイプがおすすめです。
カウンター、待合椅子
カウンターは、スタッフが受付業務や会計をおこなう場所に設置するもので、待合椅子はお客様が待機する際に使用する椅子です。
どちらも、美容室に訪れたお客様が初めて見る場所で、美容室の第一印象を決めます。
ターゲットとしているお客様が「なんだかイメージと違う…」と違和感を抱かないよう、内装のコンセプトを強く反映させたい部分です。
カウンターはスタッフが頻繁に使用するため、デザイン性だけでなく使いやすさも重視しましょう。
待合椅子は座り心地にこだわり、待合スペース全体を居心地の良い空間に仕上げてみてください。
照明器具
照明器具は、美容室全体の雰囲気を演出する設備です。
天井埋め込み型のダウンライト、吊り下げ型のペンダントライト、一点を照らすスポットライトや、間接照明などがあります。
照明器具のデザインそのものがおしゃれさに直結するのはもちろん、光の具合で清潔感を演出したり、落ち着いた雰囲気を作り出したりもできます。
美容師が作業するために、明るさは保健所の基準をクリアする必要があるものの、照明の効果を上手く使うことはぜひ検討しましょう。
シェルフやキャビネットなどの店販棚
シェルフやキャビネットなどは、美容室で販売するヘアケア用品やシャンプー、コンディショナーといった店販物をディスプレイするための店販棚として用います。
オープンで見せる収納のシェルフ、扉付きで隠す収納のキャビネットといった違いがあり、美容室に合ったデザインを選ぶ必要があります。
おしゃれなボトルのシャンプーやコンディショナーなど、店販物そのものがおしゃれさの演出に役立つこともあるため、店販物選びも大切です。
また、店販物の陳列の仕方で購買欲を刺激できることがあるため、陳列のセンスも重要といえるでしょう。
観葉植物、壁面緑化
観葉植物の設置や壁面緑化をおこなうことで、自然の癒しを提供できます。
大きな鉢植えを床に設置したり、小さな植物を卓上に配置したりするだけでも、温かみが感じられ、リラックス感や居心地の良さにつながります。
壁面緑化は、部分的におこなうだけでもアクセントになり、壁の全面におこなうとインパクトが大きく、SNS映えにもつながります。
生きた植物を設置しても良いですが、管理が手軽なフェイクグリーンもおすすめです。
インテリア雑貨
美容室の個性を表現するためのインテリア雑貨も必要です。
インテリア雑貨とは、絵画やオブジェ、花瓶、時計、アクセサリーなど、デザイン性に富んだ生活雑貨のことです。
アンティーク調やヴィンテージ調、カジュアル風、ラグジュアリーなど、選んだインテリア雑貨は美容室の雰囲気を作る要素になるため、慎重に選びましょう。
お客様の荷物を置くラックやトレイなど、機能性を高めるインテリア雑貨も検討してみてください。
屋内外のサイン
おしゃれな雰囲気を美容室の外に伝えるために欠かせないのがサインです。
サインは、文字やイラスト、写真などを使い、どのような商品やサービスがあるか、どのような雰囲気の美容室かなどを伝えるために使います。
美容室の雰囲気を違和感なくターゲットに伝えるためにも、色合いやデザインなどは、美容室の雰囲気とかけ離れていないものにする必要があります。
なお、サインは、屋外に設置する立て看板や壁面看板、パネルやバナースタンドなど、種類がさまざまです。
設置するスペースの広さや、予算などに応じて選んでください。
美容室の内装工事の費用を抑えるポイント
美容室の内装工事は、坪数や工事の内容などによって、大きく変わってきます。
ここでは、費用を抑えるためのポイントを4つご紹介します。
物件を選定する
内装工事の費用を抑えたいのであれば、物件はできる限り選定しましょう。
スケルトン物件は、内装の自由度が高いものの、設備や内装の一部を再利用することができません。
全て準備しなければならないため、費用が高くなってしまう傾向があります。
そのため、設備や内装の一部を再利用できる居抜き物件を選ぶことで、節約につなげることができます。
居抜き物件が複数ある場合は、再利用できる設備やインテリア雑貨、機器などが多く残されていて、エアコンやダクトなどの設備が古くない物件を選ぶのがおすすめです。
美容室内装の実績がある業者に依頼する
美容室の内装は、美容室を多数手掛けた実績がある業者に依頼しましょう。
上述の通り、美容室の開設には、保健所の立ち入り検査があるためです。
美容室の内装工事をおこなった実績が多ければ、保健所の設けた基準をクリアしながら、デザイン性に優れた内装の両立が期待できます。
また、実績が多ければさまざまな知識やノウハウが蓄積されているため、柔軟に対応してくれたり、無駄な提案が少なかったりと、費用の節約が期待できます。
問い合わせや見積もりなどをおこない、担当の方にじっくり話を聞くことが大切です。
費用をかける箇所を絞る
予算をオーバーしないためにも、見せ場となる箇所を絞ることも必要になってくるでしょう。
例えば、高級な素材は最初に目に入る受付や待合スペース、SNS映えを狙った一部のコーナーにのみ使用するといった形です。
あれもこれもと要望を詰め込み過ぎると、予算オーバーしてしまうだけでなく、お客様がどこに注目して良いかわからなくなってしまう事態にもなりかねません。
あまりお客様が見ないスペースや、スタッフのみが使うスペースであれば、コストパフォーマンスに優れた素材を用いて、節約するのがおすすめです。
中古の家具や機材、DIYも検討する
予算に余裕がないのであれば、中古品を上手く活用してみてください。
業者によっては、オーダーメイド家具は割高になっており、依頼すると内装工事費用が高くなってしまうことがあります。
機器やインテリア雑貨も、新品では高く、高級なものは避けるのが無難といえるでしょう。
リサイクルショップやフリーマーケット、オークションなどを活用し、中古品を入手するのがおすすめです。
DIYが可能な方であれば、小物を自作したり、壁紙の張り替えを自身でおこなったりすることでも、予算の節約が可能です。
TOMITA株式会社が手掛けた美容室の施工事例
ここでは、TOMITA株式会社が手掛けた美容室の施工事例をご紹介します。
ACOTTO
ACOTTO(アコット)様は、デザインと設計、施工まで関わらせて頂きました。
内装は、大きな窓からたっぷり採光できるようにし、開放感のある美容室としています。
さらに、白い壁紙や床材、吊り下げのタイプの照明器具などを使うことで、清潔感とおしゃれな雰囲気を作りました。
また、店内を一部隔離し、親子でカットやカラーなどができる「KIDSスペース」を設けています。
「KIDSスペース」のセット面は、プライベートな個室空間の印象を高める片面式を採用し、お子様連れのお客様が周りに気兼ねなくゆっくりと施術を受けられるようになっています。
ACOTTOの施工事例の詳細はこちらをご覧ください。
クイックカットBB ジョイホンパーク吉岡店
クイックカットBB ジョイホンパーク吉岡店様は、設計から施工まで関わらせて頂きました。
男女問わず幅広い年齢層の方を対象に、15分ほどという短時間でカットできるのが特徴の美容室となっています。
そのため、建物正面のファサード中央は、開放感のあるガラスとし、誰もが入りやすい明るい雰囲気の美容室としました。
また、車椅子の方でもご利用いただけるように、入り口は大きく開ける引き戸としたのも特徴的です。
クイックカットBB ジョイホンパーク吉岡店の施工事例の詳細はこちらをご覧ください。
Acotto Labas
Acotto Labas様は、設計から施工まで携わらせて頂きました。
Acotto Labas様は、前述したACOTTO様が展開されている店舗のうちの一つです。
その中でもAcotto Labas様は、事務所やテラスなどにも植物を使っており、全体的に癒しの空間となっているのが特徴です。
今回の施工では、一面にフェイクグリーンの壁面緑化を施し、森の中にいると錯覚するような、ダイナミックな壁面に仕上げています。
お客様がリラックスできるプライベートサロンのような空間に仕上げ、同じフロアにオフィススペースも設け、打ち合わせなどに利用できるレイアウトとしています。
Acotto Labasの施工事例の詳細はこちらをご覧ください。
aeru
aeru(アエル)様は、設計から施工まで携わらせて頂きました。
内装は、白系の木材をメインに利用したナチュラルデザインとし、木目に包まれた落ち着きのある空間に仕上げています。
光の入る窓際のセット面は、素材感にこだわったTOMITAオリジナルの造作テーブルを使用しています。
南国リゾートを思わせるラタン調のパーテーションで空間を優しく区切り、プライベートなスペースも確保しています。
aeruの施工事例の詳細はこちらをご覧ください。
美容室の内装はTOMITA株式会社におまかせください
この記事では、美容室の内装をおしゃれにするために気を付けるべきことや、具体的な内装デザイン、気を使うべきもの、内装工事の節約ポイント、施工事例など、さまざまにご紹介しました。
美容室の内装は、お客様の満足度を高め、集客やリピートを見込むためにも重要です。
失敗しないよう、具体的なターゲット設定をおこない、コンセプトを定めるなど、ポイントを押さえて内装のデザインを決めてみましょう。
また、保健所の立ち入り検査に備えたり、費用を抑えたりするためにも、美容室を数多く手掛けた内装業者に依頼することが大切です。
TOMITA株式会社は、数々の美容室の内装を手掛けた実績を持っていますので、ぜひご相談ください。