ホーム » コラム » 建設の協力会社(パートナー)はどう見つける?探し方や選び方のポイントとは

2024/07/19

建設の協力会社(パートナー)はどう見つける?探し方や選び方のポイントとは

建設業界で協力会社(パートナー)を見つけるには。探す方法や選び方のポイントを解説

現在の建設業界は、人手不足の一途を辿っているといわれます。
ハードな職場のため離職率が高く、待遇が良い都市部への人材流出や、残ったベテランも高齢になれば辞めていってしまうことがあるためです。
このような事柄で人手不足を実感しているのであれば、「協力会社(パートナー)」探しをおこないましょう。
協力会社が得られれば、人員や技術の不足を補い、利益を得ることができます。
ただ、建設の協力会社の探し方はさまざまで、選び方にもポイントがあるため、注意が必要です。
この記事では、建設の協力会社の探し方やポイントなどについて、詳しく解説します。

元請会社から見た協力会社(パートナー)とは?

元請会社(ゼネコン)にとっての協力会社(パートナー)はどういう存在?
協力会社とは、元請会社の仕事の一部を請け負ってくれる建設会社のことです。
主に一式工事を担う元請会社は、「総合建設会社」や、「ゼネコン(ゼネラルコントラクター)」と呼ばれます。
それに対し、主に専門工事を担当する協力会社は、「サブコン(サブコントラクター)」と呼ばれます。
リソースや技術などの不足で、元請会社のみでは対応が難しい仕事も、協力会社がいれば対応可能です。
また、一括発注方式では元請会社が一次受け、協力会社が二次受けです。
発注者とのやり取りや施工全体の管理など、元請会社の責任や負担が大きいでしょう。
しかし、一部を分離発注方式として協力会社に発注してもらえば、協力会社も同じ一次受けとなるため、責任や負担も分けることができます。
協力会社がいることで、工事の品質向上やコストダウン、負担軽減などが期待できます。
元請会社から見た協力会社は、仕事を円滑に進めるための、頼れるサポート役といえるでしょう。

協力会社(パートナー)選びはなぜ重要?

協力会社(パートナー)選びが重要な理由
協力会社選びが重要なのは、工事の質を左右するためです。
協力会社を募集する目的は、「仕事はあるのに人手が足りない」「専門的な技術や知識が足りない」という状況を避け、円滑に仕事を進めることです。
しかし、選定不足だと「契約内容に沿わない工事をされて、トラブルに発展した」「専門家に依頼したつもりだったのに、大した技術や知識がなかった」など、困った状況に陥ります。
協力会社の工事が上記のように杜撰であれば、発注者に満足してもらえないどころか、信用を失う結果になりかねません。
重大な事故を引き起こす可能性もあるため、信頼性や実績があるか、技術や知識があるかなど、さまざまなポイントを慎重に見ていく必要があります。

建築の協力会社(パートナー)を探す方法とは?

建築業界で協力会社(パートナー)を見つける方法4選
協力会社を探す方法は、主に4つです。

自社から募集をかける

自社ホームページや自社運用のSNSがある場合は、募集をかけられます。
自社の動向をチェックしてくれている建設会社があれば、手を挙げてくれる可能性があるでしょう。
自社への関心が高い建設会社が集まり、積極性や情報収集力を見られるのがメリットです。
また、募集をかける際には、大まかなプロジェクトが固まっているため、どのような工事内容かをある程度開示します。
手を挙げる建設会社は、その分野に自信や強みを持ち合わせていると考えられるため、ミスマッチも起きづらいでしょう。

他社からの紹介

自社と取引のある会社や、設計事務所などから紹介してもらうのも手です。
信用に関わるため、他社から紹介される建設会社は信頼性が高いというメリットがあります。
場合によっては、有名な大手、高い技術力や信頼性のある会社ともつながれるチャンスともいえるでしょう。
ただ、紹介された手前、断りづらくなってしまうという大きなデメリットもあります。
「この分野は既に協力会社がいる」というミスマッチが起きてしまうことや、「話してみたら担当者と相性が悪かった」ということもあり得ます。
紹介してもらう前には、自社が求めている協力会社を、しっかり説明しておく必要があるでしょう。

インターネット上で探す

インターネットを活用して、協力会社を探す方法もあります。
例えば、元請会社を募集している建設会社のホームページやSNSを探し、フォームやDMなどから問い合わせをおこなうことで、探すことが可能です。
元請会社を募集している建設会社が見つからない場合は、求人媒体やマッチングサイトなどを利用することでも、探すことができるでしょう。
実績や得意分野などを比較し、協力会社として相応しいか見極めてから声をかけるため、ミスマッチは起きづらいというメリットがあります。
また、待ちの姿勢よりも手っ取り早いこともメリットです。
ただし、インターネットを活用して探す場合は、取捨選択する情報の量が多く、文面でのやり取りが増えがちです。
インターネットに不慣れな方にとっては、デメリットといえるでしょう。

イベントに参加する

建設業界向けの交流会やセミナーなど、イベントに参加して協力会社を探す方法もあります。
イベントでは、一度の参加でも、多くの建設会社とつながる機会があるのは大きなメリットでしょう。
また、直接顔を見ながらコミュニケーションを取ることができます。
インターネット上で文字のやり取りをするのは苦手な方や、信頼性の高い人とつながりたい方にとっては検討したい方法といえます。
ただし、イベントの開催時期はまちまちです。
協力会社を探しているときに、参加しやすい場所で開催されるとは限らないのがデメリットといえます。

建築の協力会社(パートナー)を選ぶときのポイント

建築業界の協力会社(パートナー)の選び方とは?そのポイント
協力会社を探すとき、重視したいポイントは5つあります。

対応範囲や専門性の高さ

協力会社を選ぶときは、その会社の対応できる範囲や、どの分野の専門知識を持っているかを確認しましょう。
建設業は専門工事の種類が27種類と細分化しており、各建設会社で対応できる範囲や専門性が異なるためです。
経験豊富なスタッフがいる、ベテランがいるといった要素も、専門性の高さの判断要素といえるでしょう。
なお、自社にない技術は貴重ですが、特定分野の専門家に依頼したいときもあれば、幅広くさまざまな分野に対応してほしいときもあります。
依頼したい工事内容とのミスマッチを防ぐため、併せて、自社が協力会社に求めている事柄を明確にすることが大切です。

実績

協力会社候補を見つけたら、その会社の実績や施工事例などは、詳しくチェックしましょう。
ホームページ上の文章が巧みだと、「対応範囲が広そう」、「専門性が高く技術力がありそう」など、錯覚してしまうことがあります。
しかし実際には、「実績といえるようなものがほぼない…」というようなことがあり得るためです。
実績や施工事例などを見て、問い合わせ時に確認を挟むことで、自社が欲しい実力を備えているかどうかがわかります。

協力会社としての資質

協力会社としての資質を備えているかというところも、ぜひ確認しましょう。
元請会社と協力会社は、単に顧客とサービス提供者という関係ではないためです。
複数の会社と一丸になって、一つの建物を作り上げていく、まさに協力関係にあります。
選定不足だと、「支払われる賃金以上の仕事はしない」、「必要以上に協力はしない」といった会社に当たってしまうリスクがあります。
同じ目線に立って仕事をしてくれる他、メリットを共有したり、予算内でより良い提案をしてくれたりといった寄り添う姿勢が大切です。
経営理念が自社に近いか見ることはもちろん、場合によってはヒアリングをして「成長しようと向上心を持って業務に当たってくれるか」といったことを確認しましょう。

信頼性

協力会社は、信頼性も重視したいポイントの一つです。
例えば、反社会的勢力とつながりがある会社は、取引をすることにリスクがあります。
また、コンプライアンス意識の高さも大切です。
法令を遵守する意識がないと、無理な工数管理をおこなったり、スケジュールを守らなかったり、契約通りの品質で納品しなかったりなど、さまざまな問題が起こり得ます。
現場で重大な事故を起こすことも考えられ、元請会社として法的な責任を負うこともあり得ることです。
過去に問題を起こしたことがないかは、過去のニュースや登記謄本、企業データベースなどで調べることができます。
反社会的勢力とつながりがないか、信頼性が高いかを確認する際は、調査会社のような専門機関の活用も検討すると良いでしょう。

コミュニケーション力

建設には、多くの人間が関わるため、コミュニケーション力の高さは不可欠です。
円滑に意思疎通が図れなければ、良質な関係が築けないばかりか、確認不足による問題も起こり得ます。
できる限り、下記のような対応をしてくれている建設会社を重視して選びましょう。

  • ・連絡が取りやすい
  • ・レスポンスが早い
  • ・積極的に報連相をしてくれる
  • ・コミュニケーションを取りやすい
  • ・柔軟に対応できる
  • ・問題解決能力がある

営業担当の質も、見積書の内容や回答の正確さで判断すると良いでしょう。
例えば、工事を分離発注する場合、見積書には左官工事や電気工事など、他の工事業者の見積もり内容も含まれるため、作成に時間がかかることがあります。
速度を重視すると概算寄りの見積書となり、内容や金額も曖昧になりがちです。
どの工事がおこなわれ、費用はいくらかかるのかといった、内容の正確さが大切になります。
また、発注側が計画を詳細に伝えた分だけ、見積金額も詳細なものが出てきます。
正確な見積書を出すためにヒアリングをしてくれるか、計画がまとまっていない場合はしっかり相談に乗ってくれるかなど、見積書の対応一つで見えてくる部分は多いです。
さらに、不明点を訊ねたときに営業担当の回答が正確であれば、工事に関する知識があり、工事担当とも連携が取れていると判断できます。

TOMITA株式会社を協力会社(パートナー)に選ぶメリット

TOMITA株式会社が協力会社(パートナー)として提供できる価値とは
TOMITA株式会社は、二次受けとして、あるいは同じ一次受けとして頼ってくださる元請会社様を募集しています。
TOMITA株式会社を協力会社に選ぶメリットは、主に下記の4つです。

「結果を出したい」に応えられる

TOMITA株式会社は、元請会社様の「結果を出したい」という気持ちに応えられます。
協力会社が決まったからといって、必ずしも順風満帆に工事が進むとは限りません。
プロジェクトのチーム内で温度差があり、士気が上がらない、方向性がまとまらない、急に外部の人間がやってきたことに戸惑いを覚えるなど、問題が生じることもあるためです。
TOMITA株式会社は、そこに粘り強く関わってチームの士気を高め、プロジェクトを成功へ導けるようサポートします。
プロジェクトを発足するリーダーや役員クラスの方は、現状維持の選択は避け、結果へつなげたいと思っているはずです。
リーダーや役員クラスの方と同じ目線に立ち、粘り強いコミュニケーションでプロジェクトを推し進められるのは、TOMITA株式会社だからこそ提供できる価値の一つです。

多種多様な提案が他社に比べて迅速にできる

TOMITA株式会社は、多種多様な提案を、他社に比べて迅速におこなえる強みがあります。
設計デザインから施工までを、一社で一括しておこなってきたためです。
内装工事の専門家と連携し、店舗や住宅など、さまざまなリフォームやリノベーションをおこなった多数の実績があります。
TOMITA株式会社であれば、協力会社として多種多様な提案力を発揮し、元請会社様の業務をさまざまな面でサポート可能です。

TOMITA株式会社の実績は、こちらからご覧いただけます。

「踏み出す一歩」をサポートできる

TOMITA株式会社は、新たな案件の選択肢にもなれます。
内装工事を得意としていますが、設計デザイン・オーダー家具製作・自然塗料・壁面緑化・サインデザイン・原状回復工事なども豊富に手掛けてきたためです。
今まで元請会社様では請け負えず二の足を踏んでいた案件でも、TOMITA株式会社が協力会社になることで、動き出せる可能性が高まるでしょう。
「リソースを考えると社内では対応するのは厳しいが、利益を考えればぜひ請けたい」、そんな案件があったとき、受け皿としてTOMITA株式会社がサポートします。

実績豊富だからこそお任せできる

TOMITA株式会社は、「できる限りお任せしたい」という要望にも応えられます。
元請会社様にもよりますが、得意分野の違いから、担当者様が建築知識に詳しくないことも珍しくありません。
そのような担当者様にとって、「工事をできる限り任せた上できっちり解決してくれる協力会社」は、ありがたい存在といえます。
TOMITA株式会社は、稟議承認のリレーが少なく、担当者様の采配で進められるような案件であれば、「指定サポーター」として並走サポートできます。
例えば、小規模メンテナンスや修繕の対応などは、稟議承認のリレーが少なく、進めやすい案件でしょう。
実績豊富なTOMITA株式会社だからこそ、ある程度お任せでき、担当者様の負担軽減になる、知識の不足を補えるなど、さまざまなメリットがあります。
特に内装工事系に強みを発揮し、元請会社様の業務をサポートできます。

建設の協力会社(パートナー)をお探しの方はぜひTOMITA株式会社へ

建設業界で協力会社(パートナー)をお探しならTOMITA株式会社にご相談ください
この記事では、建設の協力会社の探し方や、選び方のポイントなど解説しました。
人手不足の現状を抱えやすい建設会社にとって、協力会社を見つけることは急務といえます。
上記の探し方やポイントを押さえ、良質な協力会社を見つけてみてください。
TOMITA株式会社は、内装工事を幅広く専門としており、設計デザインから施工までを一社でおこなえる強みがあります。
多種多様な提案を迅速におこなえるパートナーが欲しい、新たな案件を請け負うための人手が欲しいなど、さまざまな期待にお応えできます。
協力会社をお探しの方は、ぜひこの機会にTOMITA株式会社にお問い合わせください。

バックナンバー

  1. 1
  2. 2
  3. /2