2025/04/24
オフィス内装をおしゃれに!デザインのポイントや費用、施工事例まで解説

オフィスの内装を大きく変更する改装や移転などの際には、失敗や後悔がないように、ポイントを押さえて対応しましょう。
オフィスの内装は、おしゃれさだけでなく、使いやすさやセキュリティ、ブランディングなど、さまざまなことを考えて決める必要があります。
この記事では、オフィスの内装を変更するメリット、内装のデザイン考案のポイント、費用や期間の目安、施工事例などについて詳しくご紹介します。
目次
オフィスの内装を変えるメリットとは?
オフィスの内装を変えるメリットは、さまざまなものがあります。
ここでは、具体的に4つのメリットを見ていきましょう。
業務効率や生産性を高められる
オフィスの内装を変えることで、業務効率や生産性の向上につながります。
現在のオフィスが抱えている問題にアプローチしたり、より快適な環境作りをおこなったりできるためです。
例えば、従業員が移動しにくさを感じているレイアウトは、動線やレイアウトそのものを整理することでスムーズに移動できるようになります。
他にも、実用性の高いオフィス家具やツールを導入したり、目に優しい配色にしてストレスがかかりづらくしたりといった対応をすると、従業員が快適に作業できます。
オフィスの内装をおしゃれにすると同時に、従業員の業務効率や生産性を高める施策をおこなうことが可能です。
従業員満足度の向上が見込める
オフィスの内装を変えることで、従業員の満足度を高めることもできます。
おしゃれで過ごしやすいオフィスや、綺麗で使いやすいオフィスなどは、従業員の満足度向上につながるためです。
従業員の満足度を高めることで、企業への帰属意識や愛着などを芽生えさせるきっかけになり、離職率の低下といったメリットもあります。
社内設備の充実は福利厚生の一部でもあり、仕事に取り組むモチベーションも高まります。
現状、オフィスに対する不満が聞こえている状況であれば、内装の変更はぜひ取り組んでおきたい施策といえるでしょう。
社内コミュニケーションの活性化が図れる
オフィスの内装を変更すれば、社内コミュニケーションの活性化も図れます。
コミュニケーションが不足しているオフィスは、オフィスの内装やレイアウトにも問題を抱えていることが少なくないためです。
例えば、同部署内でコミュニケーションが必須な状態でも、席が若干離れている、相手の状況が分かりづらいなど、些細な理由がコミュニケーションの阻害要因になり得ます。
このような場合は、動線やレイアウトを整えることが有効な対策といえるでしょう。
他にも、さっとミーティングができるオープンミーティングスペースを作り、運用ルールを整えれば、報連相がしやすい環境を整えられるでしょう。
リフレッシュスペースとして、おしゃれなカフェスペースがあれば、社内コミュニケーションを促進できます。
オフィスの内装を変えるのと併せて、コミュニケーションの問題にアプローチできるのは大きなメリットといえます。
ブランディングの強化が望める
オフィスの内装を変更することによって、ブランディング強化にもつながります。
企業が持つ独自の文化や特色、イメージや価値などを社内外に発信できるためです。
オフィスで働く従業員にとって、毎日のように見るコーポレートカラーや企業理念、企業独自の文化などは、「ザイオンス効果(単純接触効果)」によって親しみが感じられるものといえます。
やがて文化や特色は従業員に根付き、帰属意識を高めるとともに、やがて一人ひとりがブランドイメージを高め、伝える役割を担うようになります。
また、おしゃれなオフィスの内装は、取引先の方やお客様など、社外の方が訪れたときに良いイメージを与えてくれるものです。
内装から企業独自のイメージや価値が伝われば、より印象に残り、選ばれるきっかけにもつながるはずです。
ホームページやSNSで発信する際にもイメージが良く、近年はオフィスの内装を重視する若者も増えていることから、採用面でも有利になります。
おしゃれな内装、綺麗なトイレなど、働く環境が若者の就職先を選ぶ決め手にもなっています。
オフィスの内装デザインを考案する際のポイント
内装工事の業者に問い合わせる前に、オフィスの内装を考案しましょう。
考案した内容は、実際に内装工事をする際の指針となり、理想のオフィス内装を作るために役立ちます。
オフィスの内装を考案するための主なポイントは6つです。
従業員の意見を取り入れる
オフィス内装を考案する際には、実際にオフィスで働く従業員の意見の取り入れることが大切になります。
経営者や各部署の役職者の意見だけでは、オフィスが抱えている問題に気付けないことがあるためです。
広く意見を集めて集約し、内装工事の業者に相談することで、問題に対する適切な解決策が生まれます。
そのため、従業員の意見を募ることがオフィスの問題解決に一歩近づき、満足度を高めることにつながるといえるのです。
また、募った意見を全て採用できなくても、意見を取り入れる姿勢があることを従業員に示せます。
コンセプトやテーマを定める
従業員の意見を集約できたら、オフィスの内装のコンセプトを決めていきます。
コンセプトを決めないまま内装を考案すると、統一感がなく、おしゃれさに欠けた出来栄えになってしまうことがあるためです。
ここでいうコンセプトとは、「オフィスの内装を変更する全体的な目的」のことです。
例えば、「従業員の業務効率や生産性の向上」という全体的な目的を定めれば、「その目的を達成するために何をすべきか?」という部分が見えてきます。
そして、その目的を達成するために内装が決められるため、統一感や、コンセプトに沿った美意識が感じられるオフィスに仕上がります。
従業員の意見を参考にしながらコンセプトを定めて、動線を整理すべきか、実用性の高いオフィス家具やツールを取り入れるべきか、床や壁など全体に手を入れるべきかなど、詳しい部分を突き詰めていきましょう。
企業らしさを取り入れる
オフィスの内装は、企業らしさを取り入れることも大切になります。
企業らしさを取り入れることで、社内外にアピールでき、ブランディングにつながるためです。
例えば、内装の色には、一部にコーポレートカラーや企業ロゴを取り入れるといったことは、ぜひしたい施策といえます。
コーポレートカラーや企業ロゴは、従業員たちが毎日見るものなので、自然と親近感や帰属意識を抱いてくれることが期待できます。
また、コーポレートカラーや企業ロゴを、エントランスのような場所に取り入れれば、社外の方にも覚えてもらいやすくなります。
適切な動線・ゾーニング計画を立てる
オフィスの内装は、適切な動線・ゾーニング計画も必要とします。
動線とは、オフィスを利用する方の動きを線で表したもののことです。
よく従業員が通る通路は、すれ違えるように広くしておかないと、通り過ぎるまで誰かが待たなくてはならないといった不便さが生じます。
避難経路として考えたときにも、安全性を確保するためには、適切な通路幅に調整することが大切です。
また、ゾーニングとは、社外の方から見える部分と見えない部分を、セキュリティを考慮してゾーン分けすることです。
オフィスには、取引先の担当者様やお客様、飛び込み営業の方など、さまざまな社外の方が訪れます。
ゾーニングをしておかないと、入り口から社内の機密が見える、会議の内容が聞こえるような事態になり得ます。
レイアウトはオフィスの規模と運用方法を考慮する
オフィスの内装に合わせて、レイアウトの変更が必要なこともあります。
なお、主なレイアウトの種類は下記の通りです。
- ・対向型
- ・背面型
- ・同向型・並列型
- ・縦横型・クロス型
- ・左右対向型・クラスター型
- ・ブース型
- ・亀甲型・ブーメラン型
- ・グリッド型
- ・ユニバーサル型
- ・自由型
レイアウトは、デスクを向かい合わせる定番の対向型や、デスクを壁側に向ける背面型など、実に多様な種類があります。
オフィスの規模や運用方法などによって、向いているレイアウトが異なるため、慎重に選ぶことが大切です。
オフィスレイアウトの種類や作り方については、「【施工事例付】オフィスレイアウトの作り方。おしゃれさと実用性を高めるポイント」のコラムも参考にしてみてください。
影響が大きい箇所から決める
オフィスの内装は、影響が大きい箇所から決めていくとスムーズです。
オフィスへの影響が大きい箇所には、床、壁、照明が挙げられます。
床と壁
床と壁は、オフィスの占有面積が多いことから、オフィス全体の印象が大きく変わる箇所です。
色や素材で、フォーマルな印象やカジュアルな印象を演出したり、高級感を出したり、寒色系や暖色系などの色選びで心理的な効果も見込めます。
集中が求められるスペースには寒色系、リフレッシュスペースには暖色系や、温かみのある木目調の柄などを取り入れると良いでしょう。
床材は、清掃性や耐久性なども重視して選んだり、壁にはコーポレートカラーを取り入れて企業らしさを押し出したりするといったことも検討しましょう。
照明
照明は、その明るさや色味が、オフィスの快適性や生産性に直結します。
快適性や生産性を保つためには、作業に適した明るさにすることや、自然光を取り入れること、また、スペースに応じた色温度に調節することが大切です。
具体的には、執務室は明るく作業がしやすいことが求められるため、視認性を高め、眠気を覚ます効果が見込める寒色系の高色温度にすると良いでしょう。
一方で、リフレッシュスペースでは、色温度を抑えた暖色系の低色温度にすると、リラックス感が高まります。
低色温度には創造性を高める効果もあるため、クリエイティブな作業が多い執務室ではおすすめです。
オフィスの内装でおしゃれさをアップさせるには?
満足できるおしゃれなオフィス内装を作るためにも、おしゃれさをアップさせるポイントを押さえましょう。
おしゃれさを高めるポイントは、主に4つあります。
グリーンを取り入れる
オフィスをおしゃれに見せるためには、グリーンを取り入れると良いでしょう。
シンプルなオフィスでも、観葉植物が設置してあるだけで見栄えします。
オフィスは、黒や白、茶色など、シンプルな配色になりがちですが、観葉植物があれば緑が加わるためです。
植物の管理が大変な場合は、フェイクグリーンが使われたオフィス家具を設置するだけでもおしゃれになります。
予算に余裕があれば、壁や柱に緑化を施すと、ダイナミックでより見栄えし、印象に残るオフィスに仕上がります。
オフィスグリーンの効果やデザイン作りのポイントについては「オフィスグリーンとは?効果やデザイン作りのポイント、施工事例まで徹底解説」のコラムもチェックしてみてください。
オフィス家具やインテリアにこだわる
オフィスに設置するオフィス家具にこだわるのも手です。
デザイン性に優れたオフィス家具は多数あり、設置することがおしゃれさにつながるためです。
例えば、L字デスクやブース型デスクのように、変わったデザインのデスクを取り入れると、おしゃれなオフィスや、先進的なオフィスといった印象を作れます。
また、床や壁に使いづらい色をオフィス家具に使えば、ワンポイントのアクセントにできるでしょう。
来客が頻繁にあるようなら、高級感のあるソファやテーブルなどを用意したりするだけでも、おしゃれな印象を作れます。
内装工事の業者によっては、オリジナルのオフィス家具を作ってくれることもあるため、オリジナリティにこだわることも可能です。
ただ、いずれにしても、デザイン性にのみ注目すると実用性が下がることがあるため、デザイン性と実用性の両立を目指すことが大事です。
配色に気を付ける
オフィスの配色にも気を遣うと、おしゃれな雰囲気にできます。
白やグレーなどは、奇抜な印象にならず失敗しづらいという点ではメリットがあり、床や壁などに使いやすい色といえるでしょう。
しかし、これらの色はシンプルで無難ではありますが、おしゃれさにはつながりづらいというデメリットがあります。
そのため、あくまでもベースとして考え、他の色も取り入れることを考えてみてください。
例えば、茶色は、色の濃淡などにもよりますが、採用すれば高級感や重厚感を演出することができます。
また、青色のような寒色系を取り入れれば集中力を高めたり、赤色のような暖色系を取り入れればコミュニケーション活性化を促したりと、心理的な効果も利用できます。
デスクやイス、パーテーションなど、オフィス家具に色が付いたものを選ぶのも選択肢といえるでしょう。
流行の内装デザインを取り入れる
おしゃれさを高めるには、オフィス内装の流行も押さえておくと良いでしょう。
そのまま採用しなくても、流行のデザインが分かっていれば、アイディアとして一部を取り入れたり、被らないようにしたりといったことも可能です。
近年流行しているオフィスの内装は、下記の3つが挙げられます。
リビングライクなオフィス
近年人気が高まっているオフィスとしては、リビングライクなオフィスが挙げられます。
リビングライクとは、自宅のリビングのように居心地が良く、カジュアルな雰囲気を持っていることです。
リビングライクなオフィスでは、さまざまな工夫がされています。
例えば、リラックス感を強めるための観葉植物を設置したり、くつろぎながら仕事ができたりするようなカフェスペースや、気分転換用に向いたライブラリーコーナーを用意したりなどです。
カジュアルな雰囲気があるため、リラックス感やひらめきが重要な、クリエイティブな職種が集まるオフィスに向いています。
しかし、コミュニケーション活性化につながることから、近年は普通のオフィスからも採用したいという声が上がることがあります。
バイオフィリックデザインのオフィス
バイオフィリックデザインも、流行しているオフィスの内装の一つです。
バイオフィリックデザインとは、オフィスに自然を大きく取り入れたデザインを指します。
「人間は生命や自然に愛着を抱く性質がある」という「バイオフィリア仮説」に基づいたデザインで、身近に感じられるほど自然を取り入れるのが特徴です。
身近に感じられるほど自然を取り入れるためには、観葉植物を設置するだけでは足りません。
フェイクグリーンを壁や天井、床などに設置したり、オフィスによっては自然音を流したり、アロマを焚いたりといったこともおこないます。
集中力アップやリラックスなど、さまざまな効果が見込めるため、注目を集めるオフィスデザインの一つです。
ABWを考慮したレイアウトのオフィス
働き方にABWを取り入れ、それに合わせたオフィス内装にするのも流行しています。
ABWとは「アクティビティ・ベースド・ワーキング」の略語で、場所や時間を限定しない働き方のことです。
オフィスに限らず、自宅やカフェで仕事をしても、自身の気分次第で夜に働いても良いのがABWの特徴といえるでしょう。
コロナ禍を経て、在宅勤務のように場所を選ばない働き方が急速に広がったことで、オランダ発祥のABWという働き方が注目されました。
ABWは、オフィスに出社した際には集中できるように、集中ブースを用意すると良いでしょう。
また、アイディア出しが捗るようリフレッシュスペース、チームで気軽に相談ができるようにオープンミーティングスペースなどを用意するのが定番の工夫です。
エリアで違うオフィス内装の決め方
オフィスと一口にいっても、エリアはさまざまに分かれており、役割が異なることから、内装も違うものにすべきです。
ここでは、エリア別にオフィス内装のポイントを見ていきましょう。
エントランス
エントランスは、社外の方がまず見る場所のため、企業にとっての顔ともいえる場所です。
第一印象を決めることからブランディングの要素があり、企業の雰囲気やイメージを発信する役割も担っています。
企業を印象付けるためにも、壁には企業ロゴを設置し、壁面緑化やライトアップなどをおこなって目立たせるといった工夫をすると良いでしょう。
また、商品やサービスを展示したり、快適に待機できるようソファやアロマディフューザーを設置したウェイティングスペースを設けたりといった工夫も取り入れるのがおすすめです。
執務室
執務室は、従業員が日々業務をおこなうためのエリアです。
多くの従業員が過ごす場所であり、エントランスはもちろん、休憩室や応接室、会議室などにつながっています。
移動が多いため、動線設計はしっかりおこなう必要があります。
また、エントランスから社外の方が入ってくることもあるため、セキュリティが上のものはエントランス付近からは離すようゾーニングしましょう。
内装は、企業の雰囲気やイメージに合わせて、カジュアルかフォーマル、ナチュラルかシックなどを選んでみてください。
リフレッシュスペース
リフレッシュスペースは、従業員が体を休め、気分をリフレッシュさせるための場所です。
効果的なリフレッシュを挟むことで、業務がよりスムーズに進み、従業員同士のコミュニケーションも取りやすくなります。
休憩室と違い、労働安全衛生規則において設置義務はないものの、設置している企業も少なくありません。
おしゃれなカフェスペースを設置するのも良いですが、自販機とテーブル、イスがあり、一時業務から離れられるようであれば十分に休むことができます。
遊び心が感じられるインテリアや、窓の外の景色、観葉植物などが楽しめるような作りだとリフレッシュを促しやすくおすすめです。
集中スペース
集中ブースや個室ブースなどを設置した集中スペースは、従業員が集中して業務をおこなうために使うエリアです。
執務室内の一画に設けるもので、電話の設置がない、ブースの周囲は高い目隠しで覆われているなどの特徴があります。
視線が気にならず、作業内容が外から見えないため、セキュリティ面でも優れているといった長所があります。
クリエイティブな作業が求められるオフィスや、頻繁なコミュニケーションよりも個人が集中して作業することが求められるオフィスでは検討すると良いでしょう。
ブースは、パネルで周囲を覆っただけの簡素なものから、遮音性・防音性が高いものまでさまざまなものがあるため、予算や必要性に応じて設置するのがおすすめです。
会議室、応接室
会議室は、会議やミーティングなどに使われるスペースで、応接室は来客対応をするスペースです。
どちらも遮音性が高いことが望ましく、コーポレートカラーやロゴの配置などでブランディングをしたり、快適に話し合えるような空間にしたりといった工夫が必要です。
特に会議室は、リモート会議をすることも、社外の方が訪れて利用することもあるため、モニタやPCを揃え、電源やLANケーブルなどの配線をするなど、設備に気を付ける必要があるでしょう。
ただし、会議室はオフィスの広さや利用人数などによって、使い方の違いが大きい場所でもあります。
使う頻度が多くない場合や、簡単な相談や打ち合わせが多い場合は、オープンスペースでのミーティングをし、会議室は1つにするなど、スペースを節約することも検討しましょう。
社長室、役員室
社長室は社長が業務をおこなうスペース、役員室は経営陣が業務をおこなうスペースです。
経営会議や取締役会議などをおこなうため、重要機密が漏れないよう、遮音性を高める工夫や入退室管理システムなどの導入が欠かせません。
特に社長室は、企業の最高権限を持った社長が来客対応もおこなうことから、組織にとっても重要度が高い場所です。
セキュリティ対策をしっかり施すとともに、上品さや高級感、快適さなどを考慮したフォーマルな内装が好ましいといえるでしょう。
木材が使われたオフィス家具であれば、色合いによってナチュラルで親しみやすい雰囲気から、厳格で上質な雰囲気まで演出できるため、迷ったら選ぶのがおすすめです。
役員室については、会議室で事足りることから、設けていない企業もあります。
また、社長室や役員室をガラス張りにして、従業員との距離をそれほど感じさせないようにしている企業もあり、オフィスの雰囲気に合わせた工夫も必要といえるでしょう。
オフィスの内装工事の費用相場や期間目安
オフィスの内装工事をおこなうためには、当然ながら費用や時間がかかります。
ここでは、オフィスの内装工事にかかる費用や期間の目安について見ていきましょう。
オフィスの内装工事の費用相場
オフィスの内装工事にかかる費用は、坪単価で計算します。
一般的には、坪単価10~30万円を相場として考えて良いため、下記のように計算可能です。
- ・10坪…100~300万円
- ・20坪…200~600万円
- ・30坪…300~900万円
- ・40坪…400~1,200万円
- ・50坪…500~1,500万円
ただし、内装工事の費用は業者によって違い、内装工事の内容が複雑になるほど、使用する素材が高級なほど高くなる点に注意しましょう。
業者選びと、コストのバランスを考慮して内装工事を依頼する必要があります。
オフィスの内装工事の期間目安
オフィスの内装工事にかかる期間は、施工期間のみであれば1~2ヶ月が目安です。
ただし、下記の要因によっては、施工期間が長くなってしまうことがあります。
- ・オフィスの坪数が広い
- ・内装工事の内容が複雑
また、施工前には業者を選定する期間があり、問い合わせてもすぐ施工に入れるわけではなく、現地調査や打ち合わせなどが挟まれます。
内装業者が忙しい時期に当たると、施工まで待たされることもあり得るため、余裕を持って依頼することが大切です。
問い合わせ後には、業者によるヒアリングと現地調査がおこなわれ、2週間ほどで業者からの初回提案まで進めます。
提案内容に納得できたら、工事契約を交わし、詳細図や資料などの確認を挟んで着工、1~2ヶ月後に引き渡しという流れになります。
TOMITA株式会社が手掛けたオフィス内装・レイアウトの施工事例
ここでは、TOMITA株式会社が手掛けたオフィスの内装やレイアウトの施工事例について見ていきます。
東洋ビューティ株式会社 佐賀工場リラクゼーションスペース
東洋ビューティ株式会社様のオフィスは、大規模なリフレッシュスペースをご提案・施工致しました。
企業代表の方や役員の方々からのご要望を取り入れ、従業員の方々がくつろげるように尽力しています。
まず、従業員の方々が仮眠や座談など思い思いに過ごせるよう、畳のスキップフロアを設けました。
靴を脱いで上がれる畳のスキップフロアは、窮屈さを一時忘れ、自宅のようにくつろげるようになっています。
また、ゆったりと疲れを癒せるよう、マッサージチェアを備えた個別のブースを設置しました。
さらに、円形のフロアソファを設置してカジュアルな雰囲気を演出し、壁にフェイクグリーンの壁面緑化を施してリラックス感を高めるなど、くつろぎやすい空間作りをおこないました。
東洋ビューティ株式会社 佐賀工場 施工事例の詳細はこちらをご覧ください。
株式会社アーリーエステート
株式会社アーリーエステート様のオフィスは、オーナー様がロードバイクに情熱を注いでいることから、ロードバイクに重きを置いた設計・施工をさせて頂きました。
まずは、ロードバイクで出入りしやすく、またロードバイクやヘルメットなどを壁掛けにして飾れるように工夫しています。
ロードバイクそのものが、目を引く特徴的なインテリアとなるため、内装もロードバイクに調和させているのが特徴です。
レース用に軽量かつ細く仕上げられたロードバイクは、無駄を削ぎ落しているからこそ、スタイリッシュで洗練された印象を持っています。
そのため壁面はコンクリート壁を活かしてスタイリッシュにし、鉄扉にも塗装を施して、空間全体をすっきりと仕上げています。
機密が漏れないようにすりガラスを用いた間仕切りや、オフィスが無機質で冷たい印象になり過ぎないよう、照明やオフィス家具で温かみを取り入れたのも工夫の一つです。
株式会社アーリーエステート 施工事例の詳細はこちらをご覧ください。
某オフィス
某オフィス様には、オフィスのエントランスや社長室などの内装に携わらせて頂きました。
エントランスは、色調や木材などで和の雰囲気を取り入れた内装になっているのが特徴です。
自社製品や協賛品の展示スペースでブランディングを図り、大型サイネージの周りを壁面緑化し、印象に残るインパクトを持たせています。
社長室には、オーナー様が好まれている濃いグリーンや木目調を、本棚やインテリアなどに取り入れています。
なお、本棚は一部が隠し扉になっており、自然と仕事とプライベートを分けられる、遊び心のあるレイアウトとなっています。
某オフィス 施工事例の詳細はこちらをご覧ください。
オフィスの内装はTOMITA株式会社にご依頼ください
この記事では、オフィス内装を変えるメリット、内装のデザインを作る際のポイント、費用相場や期間目安、施工事例などについて詳しくご紹介しました。
オフィス内装の変更には、おしゃれさを高めるだけでなく、業務効率や生産性の向上、ブランディングの強化など、さまざまなメリットがあります。
しかし、おしゃれな印象でなかったり、かえって使いにくかったりといった事態を避けるためにも、ポイントを押さえて内装を作っていきましょう。
TOMITA株式会社は、オフィスの内装を手掛けた実績があり、内装のデザインから施工までをワンストップで対応できるという強みがあります。
オフィスの改装や移転などで、オフィスの内装についてお悩みの方は、ぜひTOMITA株式会社にご相談ください。